今、我が家のリビングは、
息子の友達と私の二人きりという状況です。
息子は他の友達と家の前で遊び、
その輪に馴染めないその子は、
我が家に居たいというので、
招き入れたという流れです。
ソファで静かに一人でゲームをしてる。
私はそれを背中で感じながら、仕事をしています。
なんだか面白いシチュエーションです。
大人も子供も、居心地がいい場所って人それぞれで、
それが自分の家とは限らないものです。
きっとこの子は、
うちのリビングが居心地いいのでしょう。
「ここに居ていいよ」
そう空気で伝えるように意識して
後はそっとしておきました。
私も昔は実家より、
近所のお家の方がくつろげた記憶があります。
夕飯まで、近所の家に上がり込み、
その家の子どもが留守でも平気で、
「おばさんがいるからいい」といって、
おせんべいを食べながらテレビを見ていた記憶が蘇ります。
家業で忙しない実家よりも
近所のお家の居間の方がずっと寛げたものです。
背中越しに、ポロポロと話すその子と、
幼い頃の自分とが重なります。
この子にとって居心地のいい場所の1つであることは嬉しいことで、
あの時の、近所のおばちゃんの立場に今自分がなっていることを嬉しく思うのでした。
コメント