病み上がり、土の中で蠢く虫たち同様、
私ももぞもぞと布団から抜け出し、
ようやく畑に出て参りました。
今年は、岡本よりたかさんの無肥料栽培講座と並行してやっていこうと思います。
家庭菜園歴は8年だけれど、
我流で遊びの畑仕事だから、
子どもたちと一緒に自然との接点を楽しむためにやっていたようなもの。
蒔いた種から芽が出て喜んで、
トカゲが棲んでくれて喜んで、
そのトカゲが隣の老人に踏み潰されて
唖然としながら弔って、
イチゴが野鳥に食べられて「食べてくれた~」と喜んで、
董立ちした菜の花々にミツバチがきて喜んで
ついには蛇様が登場して驚いて
そんな風に、収穫を目的しない農を楽しんでました。
それが、一昨年、綿花に出会って、
自分で糸にして編みたい・織りたい・作りたい!
と、夢ができ
有り余る綿花の種を蒔く土地を探して
山梨の耕作放棄地にたどり着いたのが去年のこと。
でも、家庭菜園と耕作放棄地じゃ、
全然違くて、歯が立たなくて、
この辺りで、真面目に一度知識を入れて
やってみようと決意して、
よりたかさんの元へ来たというわけです。
経験や失敗が先にあるから、
知識が鮮度よく生き生きと頭に入ってくる。
経験が無駄じゃないことに感動する座学。
そして、畑での実戦。
やっぱり、土に触れていると、元気が戻ってくる。
土だけの畑は、可能性の宝庫で、
まるで真白い紙を前にしたみたいに
作りたいものがどんどん頭に浮かんで
イメージが広がっていく
見てるのは土だけの畑でも
そこに広がる想像の世界に胸がワクワクする。
春の訪れと共に体調が回復してきたことに安堵して
また植物に追われる夏を思うと、
ちょっと自分の体調が心配になるけれど、
少しずつ、少しずつ、進んでいければなと思います。
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