今、椅子張りの技術で
着物と和綿のピンクッション作ってます。
実は裏側が一番難しいです。
自分の不器用さは
重々分かっているけど
やはりもどかしいものです。
テープル(大きなホチキスの芯)を
タッカーで打ち込むのに
その数倍もの引き抜かれた
失敗の山。
知ってる。
私は器用じゃない。
根気で補うしかないから
こうして時間をかけて進めてます。
それにしても、
留袖や訪問着上質な着物を素材に
作れる贅沢さよ。
絹の手触りと光沢、色彩美。
この美を、目で吸い込むようにして
手仕事してます。
どこを切り取ろうか、
裏はどれを合わせようか
着物に帯を合わせるみたいな時間が
一番楽しいです。
今年の和綿も
ブラシでしっかり梳かして
ぎゅうぎゅうに詰め込んで
着物を纏わせてもらえるなんて
まるで馬子にも衣装。
手のひらの上で
まるで和菓子の練り切りみたいだったから
重箱に入れてみたら、
これまた可愛いのなんの。
もう少し数こなしたら販売します。