プロダクトデザイン

<和蝋燭⑩>オリジナルマッチ誕生秘話

オリジナルマッチを製作したいと思いついたのは、昨年の9月のことでした。
あの時、秋葉原にタブレットを買いに走った衝動の原因がロゴを全面に手書きしたオリジナルマッチをデザインしたかったから。(覚えてる方いるかなぁ?)

その時点で、ワコムのタブレットは20万円越え。
自分の創作意欲への投資だと腹に力を入れた先行投資でした。

そして、そのタブレットを使って手しごとと薬草の図書館のロゴができたのが昨年末。
お披露目したのが、今年のお正月。
いよいよマッチ発注!
そう思って業者のリサーチを始めたら、マッチってロットが大きいから、初期費用高いんですよ。

また10万円超え・・・
結局、4ヶ月寝かせました。
ほとぼり冷めるかと思いきや全然熱は冷めない。
その間も、何かにつけて

マッチ欲しい。
あーマッチ欲しい。
オリジナルマッチがどーしても欲しい。

普通に配ってた飲食店の販促費のかけ方に敬意すら抱きました。

私もね、昭和の飲食店よろしく
「ご来店の方に無料で配る」
というのをやってみたかったんですよ。

だけど、無料で配るには高いんですよ。
ケチケチして、ようやく発注をかけたのが4月に入ってから。

素敵な業者さんも見つけて製作再開となったら一気に熱が入って、気づけば、普通のマッチではなくて

  • 辞書型(ディクショナリーマッチといいます)
  • 両面箔押し

と、こだわって作り抜き、蓋を開けてみれば和蝋燭よりもお金がかかった販売促進物となりました。

でも、これを自分にやらせてあげたかった。
採算合わないことへの抵抗が今回、かなりありましたけど、仕上がったマッチを見たら吹き飛びましたね。

1日中眺めていられるほど可愛くて
「私よく作った!」
「過去の自分に感謝!」
そんな満足感に満ち満ちたんですよね。

思いと遊び心とやりたい気持ちが採算関係なく純粋に乗ったものだからこそ販売促進物になると思ったんですよね。

タダの物が、手抜き感満載だったら興醒めじゃないですか。
無料だからこそ、手を抜きたくなかった。
今、我が家に大量にあるマッチが宝物に見えます。

これは、ご購入してくださった方への私からの感謝の気持ちを込めてお送りさせていただきます。
めちゃくちゃ可愛いんですよ、本当に。手にとったその質感もまたたまりません。

オリジナルマッチ付き和蝋燭のご購入は下記ボタンからどうぞ。

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