『桑都物語』
気軽なハイキングとして
週末高尾山に登ってきました。
そこで、
『桑都(そうと)』の文字をやたらと
目にしました。
なんで桑の都と呼ぶのだ?
聞くところによると
ここ高尾は、戦国時代から
絹産業を基盤に発展した街で
絹を作る蚕の餌となるのが桑の葉で
そのために、桑畑が広がり
養蚕、機織りと
優れた織物文化を育んできた
街なのだと。
そのことから
「桑都」と名付けられたと知って、
納得したのでした。
折しも、いま我が家には
いただきものの桑の実が山ほどあって、
初めましてな桑という植物を、
これから知っていこうとしていた矢先でした。
酵素ジュースやらサングリアやらと
仕込んで交流しているわけですが、
方や着物小物を作るためにと
着物の端切れに埋もれているわけで
点と点だったこの2つが、
しっかりと繋がりました。
絹の生みの親の蚕のご飯が
桑の葉というだけで、
私には充分なご褒美知識となりました。
高尾に行かなければ
気づけなかったこと。
こうして、
無目的に楽しんでることに対して
後から知識が来るような偶然は、
今やってることの後押しに感じて
くすぐったくなるような
モゾモゾした喜びを内に感じるものですね。